痛風の歴史を紐解く

痛風は、かかった方ならお分かりかもしれませんが、もう二度となりたくないと思うほどの激痛を伴うとても不快な病気の一つです。

痛風は、尿酸が体に溜まって結晶となり、関節炎を引き起こすことから発症する、とんでもない激痛を伴う病気です。

血液中の尿酸値が高くなる=高尿酸血症が原因で発症します。

痛風の歴史を紐解く

高尿酸血症は、生活習慣病として誰にでも起こる可能性がある病気の一つです。
その理由として、尿酸の元となるプリン体と呼ばれる成分が沢山含まれた食事を多くとることにより尿酸が大量に生成されることに対し、排出する作業が体内で間に合わない場合に引き起こされることが挙げられます。

プリン体とは、実はDNAを構成する重要な物質です。
その為、全く必要ないというものではなく、ある一定量は体にとって必要なものでもあります。

プリン体は細胞が生まれ変わる過程でも生成されるように、体内で生成される産物でもあります。
しかし、プリン体から生成された尿酸は、体内では分解する酵素がないため、非常に体内に残りやすい成分でもあります。
体内生成ができる上に過剰摂取すれば、体内に溜まっていくことは一目瞭然です。

明治以前の日本には痛風という病気は存在しなかったと言われています。
日本の食事がだんだんと欧米化されたこと、食文化が進んだことによってプリン体摂取が増えてしまいました。
欧米での痛風発症は古く、紀元前にまでさかのぼります。
歴史上の人物でも、アレクサンダー大王やレオナルド・ダ・ヴィンチ、ニュートンにダーウィンまでがこの症状に苦しめられたことが分かっています。

・食生活が欧米化されたことによる動物性たんぱく質の摂取量が増えたこと
・栄養事情が良くなりすぎたこと
・そして多様なアルコールが飲めるようになったこと
これらのことが日本人の身体に変化をもたらしました。

プリン体と言えば、この頃はビールの宣伝でもプリン体OFFを謳っている商品が多くみられると思います。
確かにビールはアルコールの中でプリン体が多く存在するお酒です。
しかし実はアルコール自体に尿酸値を上げる作用がある為、飲み過ぎるとプリン体を大量にとった時と同様の現象が起こってしまいます。
その観点からも、飲み過ぎが注意されている飲料なのです。

ビール以外では、鶏肉やレバー、鳥のもも肉などもプリン体含有量が多いのですが、魚介類であれば干物などにも多く含まれると言われてます。
この成分は旨味成分とも言われている為、カツオや煮干し、干しシイタケなど出汁として使われるような食品にも多く含まれ、日本食メインにしているから大丈夫という訳にもいきません。

身体を管理する上での食事はいかに大事かが分かるように、おいしいものを食べ過ぎることにも十分に注意しなければなりませんね。

痛風に良い食事と悪い食事を知りたい方はコチラをご覧ください。

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