痛風が男性に多い理由

痛風が男性に多い理由

痛風と聞くと、男性が多く罹る病気であり、特に中高年の男性に現れる症状という印象を受ける方もいるのではないでしょうか。
確かに、女性で痛風になったという方は少ない気がします。

痛風とは、尿酸値が血中に高くなることから尿酸結晶ができ、関節炎が発症する病気です。

この尿酸が多くなる原因としては、ストレスや疲労の蓄積、それ以外にも食生活の乱れ、
アルコールの過剰摂取と言われているように、生活習慣と深く関わりがあります。
そのことから、痛風は生活習慣病の一つと言われています。

それ以外にも遺伝的な要因もある為、体質によって痛風にかかりやすい人がいるようです。

こう聞くと、なぜ女性はあまりならないのだろうと不思議に感じるかもしれません。
現代社会では、女性の社会進出が増加し、男性と同様にストレスや疲労、食生活の乱れやアルコールを多く摂取するということも増えています。
それでも女性の痛風患者が少ないことには、以下の理由があります。

女性は、女性ホルモンを沢山有している存在です。
エストロゲンという女性ホルモンが、腎臓から尿酸の排出を促す作用を持っている為、女性は尿酸を排出しやすいと言われています。

血中の尿酸は、腎臓に送られた後、再び血中に戻される仕組みがあるのですが、この血中に尿酸を戻す働きを持っているのが尿酸トランスポーターと言われる存在です。
エストロゲンは、この尿酸トランスポーターの働きを弱める為、血中に尿酸を戻す量を減らすことができます。
その為、腎臓からそのまま尿として排出しやすい状況を作り出しているのです。


痛風が男性に多い理由2

エストロゲンは男性にも存在しますが、このホルモンは体つきなどを司るホルモンの為、男性の保有量は非常に少ないと言われています。
そこからも分かるように、男性の根本的かつ遺伝的な問題から、男性が痛風になりやすいと言われています。

遺伝的な要因が原因ではこれを解消することは難しい為、どうしても食生活、日常生活から痛風にならないような対策が必要になります。

特に食生活は欧米化が進んだことから動物性たんぱく質を沢山とる機会が増えました。
そして、栄養過多になりがちな生活が多くなってしまっています。
栄養過多になれば、肥満にも繋がるだけではなく、他の病気も併発しやすくなります。

食生活は人間にとって大事な要素の一つです。
健康的な生活を送り続ける為にも、一度食生活を見直してみることもいいかもしれません。

女性であっても、このエストロゲンが減少する時期が来ます。
更年期と呼ばれる時期です。
更年期に入り、50代を過ぎると女性でも痛風になる割合が増えてきますので、女性だから大丈夫と気にせずいると、気が付いたら発症しているといった可能性もあり、注意が必要です。

痛風は男性が罹りやすい病気ですが、男女問わず、日頃から気を付けて生活することが大切です。

このページの先頭へ戻る

痛風について 痛風の歴史を紐解く 痛風を治療する薬 痛風と食事 今日から出来る痛風対策