ザイロリックの作用と副作用

ザイロリックの作用と副作用

ザイロリックとは、血中の尿酸値を下げる薬です。
その為、痛風や高尿酸血症の治療の為に使われています。

高尿酸血症とは、痛風の原因となる血中の尿酸値が高くなる症状です。

主に肥満体質の人がなりやすいとも言われていますが、尿酸の元となるプリン体などを食事から取りすぎたり、肝臓及び腎臓に障害がある方もなりやすいと言われています。
プリン体は、肝臓に取り入れられた後、ヒポキサンチン、キサンチンを経て尿酸になります。

この変化の過程で使用されるのがキサンチンオキシダーゼという酵素です。
ザイロリックを服用すると、この尿酸を作るまでの過程に使われるキサンチンオキシダーゼを同じように使う為、尿酸に変化する分の酵素が不足し始めます。
そのことから、尿酸を作る量を減らす=血中の尿酸を増やさないという仕組みになり、尿酸値を下げることに繋がります。

但しこの薬は即効性がある訳ではないので、発作時にはあまり効果がありません。
その為、痛風や高尿酸血症を再発させている人が定期的に服用することで、その症状の再発を予防する場合に使われます。

しかしながら、服用している患者のうち、近年6年間中に17名が重い副作用により死亡するという報告が新聞にも掲載されました。
原因としては、慢性腎臓炎など腎機能障害を患っている方が長期服用している間に重症肝障害も患ってしまった結果でした。

元々、この薬には副作用として肝臓障害が発症することは知られていましたが、正しく服用し、定期的に検診を行っていればこのように重い副作用にかかることは避けられる症状です。
その為、世界中で恒常的に使われている薬でもあります。

ですが、先に記載したキサンチンオキシターゼと構成が似ている酵素は他にも体内に存在しています。
ザイロリックを服用することがピンポイントにその酵素だけを不足させるという作用を生み出すのではなく、それ以外の似た構成の酵素にも作用してしまう為、余計な副作用を生み出すということになってしまっているのです。

尿酸だけではなく、排出する為の尿も生成している腎臓に障害がある場合、この薬の成分を尿に溶け込ませる処理が間に合わなくなってしまい、血中の濃度が濃くなることで、肝臓に負担がかかって肝臓障害に発展してしまっていました。

このことからも分かるように、薬を使って病気を治す場合、自身の身体の状態をきちんと把握した上で服用することが非常に大事だということが分かります。

一般的に販売されている薬も簡単に手に入れることができますが、同様に色々なことが処方箋に記載されているはずです。
この点にも注意を向けることで、本当に治したい症状だけを治すことができるのです。

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