ザイロリック(一般名アロプリノール)とは、高尿酸血症を伴う高血圧症や、慢性の痛風などに使用される薬になります。
イギリスのグラクソ・スミスクライン製薬会社が開発し、日本では1968年田辺製薬株式会社が承認を取得し1969年1月より発売されました。
任期が過ぎた後、現在では日本グラクソ株式会社が承認申請し、1998年1月に承認取得されました。
現在、世界では100か国以上で使用され、長い間君臨しています。
主に痛風の患者に処方されるのですが、元々痛風の原因として、尿酸過多が挙げられ、食生活や、飲酒などが原因でなるパターンが多いです。
痛風患者数は約60万人から70万人で、痛風の一歩前の段階の高尿酸血症の患者は約600万人から650万人とされています。
男女比で言いますと98%が男性になります。
ほぼ男性です。
年齢で言いますと40歳以上が多くなってます。
最近ではまれに20代にも若い世代の方も痛風発作になる方がいらっしゃいます。
現代特有の、ストレスや、食生活、お酒を飲む機会が多いなどの生活習慣に影響されます。
痛風の原因ですが、体の中の新陳代謝により、できる尿酸の量で起こります。
通常ですと、毎日作り出されたものと同じ量が排出されるのですが、それが滞り、体の中の尿酸量が増加してしまうと高尿酸血症になってしまいます。
ザイロリックは尿酸が合成されるのを阻害して、高尿酸血症になるのを防いでくれます。
なので痛風の予防に最適となります。
ただ、急性痛風発作が出てしまってる時に服用してしまわないようにしましょう。
一時的に症状がひどくなる場合があります。
痛風ですが、一度なってしまいますと治りにくく再発してしまう病気だと言われてます。
発作が急に起きて、足の付け根などが腫れ激痛が走るのですが、大人の男性でも我慢できがたい痛みだと言います。
最初は間隔があいて発作が来るのですが、放置していると、その間隔が短くなっていき、しょっちゅう激痛が走るようになります。
一回発作が起きただけでも、我慢しがたい痛みなのに頻繁におきてしまうと想像しただけでも痛いですね。
そこで予防に、薬を飲むわけです。
合わせて、プリン体の摂取も控えましょう。
ビールはアルコールですのでアルコール成分と合わせるとプリン体の摂取量が増えます。
最近ではプリン体ゼロという発泡酒もでてますね。
痛風は、一度なったら、慢性的になりやすいので普段の生活予防、治療など早めの対処をしましょう。